帰国後も太極拳を続けようといくつかの教室をのぞいてみるも、なかなかコレといった感触がつかめずにいたのだったが…
◾️2003年
陳雷老師の太極拳導引教室に出会う。この教室での練習内容の話を人づてに聞き「これだ!」とピンと来るものが。普通なら問い合わせ→見学→参加という順になるであろうところ、いきなり参加を決めて飛び込む。
それまでの太極拳教室通いはアメリカで1年続いたのが最長。その他試したところも何かしっくり来ず、3か月以上続くことはなかった。ここでピンと来た勘は正しかったようで、現在までほとんど休まず続けている。
中医師でもある師が教えてくださるのが、太極拳運動をとおした "養生法" に徹したものであったことが、長年のヒヨヒヨ足腰に悩む身にはピッタリだったのだと後日わかる。
身体は自分で動かしながら調整していくもの。痛みを消そうとするばかりではなく、痛みとつきあいながらの調心・調身・調息。ムリのないアプローチ、すなわち自分の身体や性格に合ったやり方。
いろいろなことに気づいていくにつれ、諸症状も徐々に改善されていきました。超スローな重心移動を練習するうちに足が元気になり、足が元気になるにつれ、あれだけ頻繁だった腰痛とも縁遠くなったのです。