一年で一番寒い時期にある太極拳大会。今年はドッカン!雪の数日後。数年前にも一度、当日の大雪。とにかく寒い体育館。アリーナは広いから暖房が効かないんだな〜と思っていたのが、実はこのアリーナには暖房が「ない」んだと今年始めて知り・・・どうりで寒いわけでした。
そんなわけで防寒対策がひとつの大きな鍵となるこの大会。もう約10回目の参加となる今年は、今までで一番そのあたりが成功したといえるでしょう。防水かつ足によくフィットするブーツをはじめ(会場ではブーツは脱ぎますが)、ぬくもりインナー系、ふくらはぎに貼るカイロ、そして今回は「こまめな着脱」を心がけました。
練習用の「小体育室」はポカポカで、そちらで身体慣らしをするとすぐ汗が出てくるのに較べ、本会場のアリーナは数分いるだけでサムサムサム〜な環境。なので、練習室では本番用のウエア(中国服風の表演服)を脱いで動き、アリーナに移動したらウエアをはおる、というのを今回はやってみたのです。
めんどくさいようでいて、そうでもなかった。トイレでいわゆる便所サンダルに履き替えるために靴ヒモをいちいちほどくよりよっぽど楽、だったかな・・・(^_^;)
着脱作戦成功の影には、この一年公共施設での練習をしてきたことで「体育館」という環境に慣れたということもあったかも。抽選で決まる練習会場は毎度同じ場所とは限らず、いつも「その場所」に対応できる装備を用意しておこう、というモードにあったようなので。
そんな心構えができるようになっていたからか、肝心の「内容」のほうも、昨年までよりも格段にリラックスして楽しむことができました。ところが、個人の部ではのんびり気持ちよくやりすぎてタイムオーバーによる "大減点"。過去にもやはり、方向音痴になって減点経験のある私。それでも、これまた今までになく「お点」がホントに関係なく感じられるようになっていて、内容的には満足だったし、なんくるないさの心境でした。
太極拳導引を続けて10年ちょっと。日常生活でもすごく役に立ついろいろが身に付いてきました。あんなにガタガタだった身体(とくに弱かった足)がずいぶん元気になり、身体と同じく気持ちのほうもよけいな緊張が抜けて、しなやか且つちょっぴり強靱になってきたことを実感できる一日でした。
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