太極拳導引で何度も何度も先生から言われることに
「○○しすぎです」ということがあります。
たとえば左右の足の間を開きすぎだったり
手を伸ばしすぎだったり。
アレクサンダーテクニックでたびたび指摘される
「○○することをやめてみる」というのも
これに関係することかと思います。
しすぎようと思ってしすぎることは
ふつう、ないでしょう。
でも知らずにしすぎてしまうことは
よくあるみたいです。
それは「ついつい」だったり
「うっかり」だったりというのもあるけれど
「いいぞ、もっといけるんじゃない?」ということも。
ふだんの生活のなかで
こんなことに陥ってること数知れず、かもしれません。
少し客観的になって考えてみると
「なにもそこまでしなくてもいいんだった」
という状況であることがほとんどのようなのです。
「○○しすぎです」の指摘をうけたりするたびに
いったい何故、しすぎてしまおうと(するつもりはなくても結果として)
してしまうんだろう?といくらなんでも思います。
そして浮かび上がる答は
『向上心』という名の『欲』とでもいうような。
身体のあちこちが悲鳴をあげるその裏には
ついつい、うっかり、いつのまにかやりすぎてしまう
"気持ちの問題" が
けっこう深く関わっているようです。
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